2010/03/18

作品紹介:渡邉英徳「ツバル・ビジュアライゼーション・プロジェクト」

こんにちは。
今回は渡邉研究室の渡邉先生の作品を渡邊が紹介いたします。

ただ今回は展示会に出す作品だけでなく、渡邉先生の過去の作品も簡単にご紹介したいと思います。

過去から今の作品を通して、渡邉先生という人をちょっとでも知っていただけたら幸いです。


まず、渡邉先生について簡単にご紹介をいたします。
渡邉先生は首都大学東京では主に、インターネット上の先端技術やサービスを用いた授業をしています。
先生が授業で取り上げるテクノロジーは私にとっていつも未知の世界のもので、ブログを利用して提出を行ったりネットワーク上の仮想空間内で課題を行ったりと、その授業スタイルも今までに経験したことのないものでした。
新しいものに触れて楽しかった反面、もしかしたら一番頭を悩ませた大変な講義だったように思います(笑)。


そんな先生の作品のひとつに「ARS Electronica Archive in Second Life」があります。














SecondLife(以下、SL)という仮想空間内で過去に受賞したことのある日本人のデータを視覚的に面白く紹介している作品です。


このように渡邉先生はインターネット上のテクノロジーを応用した多くのアートとデザインの作品を制作しています。



そして今回の展示会では、「ツバル・ビジュアライゼーション・プロジェクト」という作品を出展します。


















こちらの作品はGoogleEarthというデジタル地球儀ツールを用いたもので、海面上昇による水没の危機が話題となっている南洋の島国ツバルに住む人々の写真や日常風景をマッピングし、「ツバル」という国を可視化するプロジェクト作品です。















GoogleEarth上には、ツバルに住むたくさんの人々の顔写真やGPSフィールドワークで撮影したたくさんの風景写真が溢れていて、とても賑やかです。



































さらに、人々の顔をクリックするとその人のメッセージを読むことが出来、実際にそのメッセージに対して返事を送ることもできるのです。



















こうやって多くの人々の写真や声、日常の様子を見ることで、ツバルという国に行ったことがないのに、なんだかすごくこの国を知っている感覚に陥り、とても不思議な気分になれます。

ツバルの人々の元気な姿を見ると、とても沈んでしまう国なんて嘘のように思えてしまうのは私だけでしょうか?



さらにご紹介したいことがもうひとつ。
実はこの作品の制作では鈴木(原田)真喜子をはじめとする渡邉研究室の学生たちが中心的な役割を担っていたんです!
先生と学生達のツバルと作品に対する愛情と熱意が伝わってくる作品となっています。

ツバルをツバルに生きる人々で可視化した、不思議で美しい仮想空間で不思議な気持ちを是非展示会で体験しに来て下さい。



(文・渡邊麻里恵)

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